セガの「ホームスターポータブル」

ゲームではなく、携帯できるプラネタリウムです。プラネタリウムクリエイターの大平貴之さんという方が監修されたそうで、年、日時、場所を指定すると、その時の星空の様子が再現されます(当然昼間も再現可能です)。以前見逃した皆既日食とか、次回(2061年)のハレー彗星の様子がこれで再現できるんです。凄いと思いませんか。 私は普段星空を眺める際に、どれが何という星か調べたり、流星群が来る前に、いつごろが見ごろかを調べたりするのに使っています。 画面に表示する星の明るさも指定できますので、私たちの目で見る様なリアルな様子や、天の川を構成する遠くて暗い星まで表現可能です。また、星座線表示の有無や星の名前表示の有無も切り替えできます。

ちなみに仕事上でも役に立つことがありました。あるの日ある時間帯の夜空の様子をどうしても知る必要があったのですが、こちらで確認できるのはせいぜいその夜の天気くらい。その時にコレを思い出し、問題の日時の夜空の様子(月が出ていたか否か、その時間の月の位置等)を詳細に知る事ができました。

また、星座やメシエ天体、太陽系の星々を検索できる機能がついていて、ちょっとした星の図鑑を持っている気分です。

もう20年近く前、世の中に「マルチメディア」という言葉がやたらと蔓延しました。今ではいちいちそんな呼び方で特別視しなくても、我々の暮らしに深く根付き、だれでも利用できるものとなりましたが、こういったソフトこそ、当時世間がイメージしていたマルチメディア(電子百科事典といったイメージが一番しっくりきそう)に一番近いものではないかと思います。当然収録内容や機能は進歩していますが。

もう夏休みも終わりますが、星空の観察といった子供の自由研究から、天体観測に興味を持った大人まで、幅広く楽しめるソフトです。ゲームソフトの紹介というと、ゲームシステムやグラフィック、ゲームの難易度などが主に語られる事が多いのですが、PSPにはこうした実用的なソフトも数多くあります。そういえばニンテンドーDSが爆発的に売れた理由も、こうした実用ソフトに興味を持った「普段ゲームをしない人達」が多かったからだといえます。

ウチではまだまだ現役のPSPですが、後継機のVITAでもこういうのがあれば良いなと思います。