ハートの国のアリス

クセのある主人公でお馴染みのQuin roseから発売された、ハートの国のアリスがお気に入りです。この作品はタイトルから想像する通り子どもの頃、1度は読んだことのある不思議の国のアリスをモチーフとして活用しています。

導入部分でお馴染みのうさぎを追いかけるアリスのシーンで、冷めた主人公は夢でも見ているとうさぎが話すことを否定し、追いかけようとしません。白ウサギが追いかけるよう促すのですが動こうとせず、最後は強引に連れ去られてしまいます。この主人公の現実主義の見方と童話の組み合わせが、ストーリーと絡みとても面白かったです。

不思議の国のアリスに登場するキャラクター、マッドハッター、ハンプティ・ダンプティ、赤の女王、チャシャネコが擬人化したキャラクターとなり登場します。主人公はこの世界に連れてこられ、元の世界に帰るための条件を出されます。その条件を満たすよう努力しながらもこれは夢だと思っていますが、キャラクターと交流する内に攻略キャラに惹かれていきます。最後はキャラクターを選ぶか、それを振り払って元の世界に帰るかなのですが、元の世界では思ってもいない残酷な現実が待ち受けており、空恐ろしい感覚があります。ハートの国に残っても果たしてアリスは幸せになれるのか、そんな仄暗い感覚を残すゲームでした。